矢野義憲 木工展 "modern times"

2019/11/23

 

 

矢野義憲 木工展   - modern times - 

 

 

2019. 11.30(土)-12.9(月)   

 

会期中無休

OPEN   12:00-19:00  

在廊日 11/30, 12/1  

 

 

 

今年の9月、矢野さんの個展に合わせてパリに向かった。

 

一緒に見たかったブランクーシのアトリエは閉まっていたが、本命だったポンピドゥーセンターでの企画展“préhistoire : une énigme moderne” (先史時代:近代の謎) は見ることが叶った。

 

クロマニョン人の頭骸骨にはじまり、旧石器以降の道具や偶像、それらの近代絵画・彫刻への影響から、R.ロングやG.ぺノーネに至る展示は、西洋史に潜む不確定性をあえていま称揚しているようでもあり、何より原始の暮らしや信仰から生まれる物・形の力強さと繊細さにあらためて心を打たれ小躍りした。

 

矢野さんと落ち合う数日前、偶然にも南西部にある先史の遺跡群を訪れていた。

複製とはいえ約2万年前に描かれた洞窟壁画に頭上を覆われ、ざわめいた身体の感覚が忘れられない。

それは矢野さんの木に触れた時に湧き上がる感情とどこか近しい気がした。

 

彼の作る物を前にすると、それらが暗闇から生まれているものの類だと直感する。

洞窟の暗闇、ドリームタイムのような意識の暗闇、、、日常の少し奥まった所、親密さとともにある畏怖。

まるで意識の源流から生まれたかのように、豊かな景色を秘めた木の塊。

 

パリでも広島でも、そんな景色が人々の指先から自然に伝わる気持ちの良い光景があった。

2年ぶりの矢野義憲展、その続きをご覧下さい。

 

 

cite’ 鈴木良

 

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